哥麿(喜多川 歌麿)
風流子宝船
文化2年 (1805)
資料名1
風流子宝船
史料名1よみ
ふうりゅうこだからぶね
史料名Roma1
huuryuukodakarabune
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿)
Creator
落款等備考
哥麿書初
板元・製作者
村田屋治郎兵衛
制作年和暦
文化2年
制作年西暦
1805
書誌解題
資料名1
風流子宝船
資料名2
史料名1よみ
ふうりゅうこだからぶね
史料名2よみ
史料名Roma1
huuryuukodakarabune
史料名Roma2
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
風流子宝船
絵師・著者名
哥麿(喜多川 歌麿)
絵師・著作者名よみ
うたまろ  (きたがわ うたまろ)
Creator
管理No.
00001459
管理No.枝番号
000
落款等備考
哥麿書初
板元・製作者
村田屋治郎兵衛
彫摺師
制作年和暦
文化2年
制作年西暦
1805
制作年月
書誌解題
判型・形態
大判3枚続
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画 子ども絵
内容2
美人絵 やつし(福神) 遊戯絵
内容3
七福神
テーマ
江戸の人々は、正月二日の夜には宝船の絵をまくらの下に敷いて寝た。いい初夢を見るためであり、宝船に米俵、七福神、宝づくしなどをのせた浮世絵が、縁起物として数多く出版された。
具体物
歌麿はここでは七福神を子宝で表しており、母の乳房を吸う大黒天をはじめ、げきしゅ鷁首を飾った船上には布袋を先頭に、毘沙門天、恵比寿、弁才天、吉祥天、寿老人がいる。車のついた宝船を、母たちが引きかつ押しており、美人画でもあるが歌麿全盛期の輝きはない。
 この図には「乙丑歳旦歌麿書初」とあり、歌麿が亡くなる前年である文化二年正月用の作品と分かる。歌麿には七福神と子どもたちによる潮干狩の三枚続「七福神潮干狩」もある。
主要な女性の裾模様はめでたい松竹梅に描き分けてあり、特に右端の松には折鶴を入れてある。なお、七福神の大黒には槌、布袋には団扇、毘沙門天には宝棒、恵比須には釣竿を鯛、弁財天には琵琶、吉祥天には宝尽しの振袖、寿老人には如意を配してある。
Comments
位置づけ
初夢の吉祥画としての宝船だが、母子絵仕立てにして、七福神を子どもにしてある点がユニークである。江戸の人たちの福神来訪という初夢への願望をよくうかがうことができる。
讃・画中文字
自由記入欄
史料分類
絵画