
子供遊 花火の戯
明治元年頃 (1868)
- 資料名1
- 子供遊 花火の戯
- 史料名1よみ
- こどもあそびはなびのたわむれ
- 史料名Roma1
- kodomoasobihanabinotawamure
- 絵師・著者名
- 作者未詳
- Creator
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 未詳
- 制作年和暦
- 明治元年頃
- 制作年西暦
- 1868
- 書誌解題
- 資料名1
- 子供遊 花火の戯
- 資料名2
- 史料名1よみ
- こどもあそびはなびのたわむれ
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- kodomoasobihanabinotawamure
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 子供遊
- 絵師・著者名
- 作者未詳
- 絵師・著作者名よみ
- Creator
- 管理No.
- 00002139
- 管理No.枝番号
- 000
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 未詳
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 明治元年頃
- 制作年西暦
- 1868
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 大判2枚続
- 印章の有無
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 錦絵
- 種別3
- 内容1
- 子ども絵
- 内容2
- 遊戯画 風刺絵
- 内容3
- 子ども(男子 少年・少女・幼児) 花火 纏
- テーマ
- メインテーマは戊辰戦争の進展の様子であり、新政府と旧幕府軍の戦いぶりである。しかし、幕末の子ども遊びに場面を置きかえてあり、当時の子どもたちの遊びや風俗を解明する貴重な絵画史料でもある。ここでは、子ども絵としての解読を中心に行い、風刺絵としての解説はおさえ、参考文献A、Bの作品番号ないし頁数を上げておく。
- 具体物
- 「花火の戯」とあり、子どもに人気のあった鉄砲花火などの花火遊びに戊辰戦争への風刺を込めてある。登場しているのは子ども用の玩具花火。両端の子(左 長州、右 会津)が持つ、竿に赤青黄の顔を描いた円板のついたのは三剣(眉間)尺と呼ばれ、先端に火をつけると三方から火を吹きながら円板が回転する。背に「朝日」の半天を着た庄内の子が持つのは筒から火が吹き出す筒物で、地面に使い終った筒が落ちている。右中央で、福良雀文の子(仙台)が火をつけようとしているのは線香花火のようだ。右上の姉娘は鉄砲花火はあぶないといっているが、これも筒物で鉄砲のような音を立てて空高く上る。その左が慶喜。左端の薩摩の子も筒物を持っている。左上でおんぶされているのは明治天皇。右が幕府軍、左が討幕府軍である。
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- 位置づけ
- 慶応4年(戊辰)正月の鳥羽・伏見の戦に始まる戊辰戦争に関しては、多くの風刺画が出版されて人気を呼んだ。なかでも、新政府軍と旧幕府軍の戦いを、子ども遊びに見立てた「子ども遊び風刺絵」が目立つ。従来、風刺内容を中心に研究されてきたので、ここでは子どもの遊び及び風俗の観点から解読を進める。
- 讃・画中文字
- 自由記入欄
- 「幕末の風刺画」1995年、町田市立博物館図録 第95集 A
「幕末維新の風刺画」南和男著、吉川弘文館 1995年刊 B
- 史料分類
- 絵画