
曽我物語図会 箱王丸 一万丸と兄弟の母
天保後期~弘化 (1837-1848)
- 資料名1
- 曽我物語図会 箱王丸 一万丸と兄弟の母
- 史料名1よみ
- そがものがたりえず はこおうまる いちまんまるときょうだいのはは
- 史料名Roma1
- sogamonogatariezuhakooumaruichimanmarutokyoudainohaha
- 絵師・著者名
- 広重 (歌川 広重)
- Creator
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 制作年和暦
- 天保後期~弘化
- 制作年西暦
- 1837-1848
- 書誌解題
- 資料名1
- 曽我物語図会 箱王丸 一万丸と兄弟の母
- 資料名2
- 史料名1よみ
- そがものがたりえず はこおうまる いちまんまるときょうだいのはは
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- sogamonogatariezuhakooumaruichimanmarutokyoudainohaha
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 絵師・著者名
- 広重 (歌川 広重)
- 絵師・著作者名よみ
- ひろしげ (うたがわ ひろしげ)
- Creator
- 管理No.
- 00003008
- 管理No.枝番号
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 天保後期~弘化
- 制作年西暦
- 1837-1848
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 印章の有無
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 種別3
- 内容1
- 内容2
- 内容3
- テーマ
- 「曽我物語」を広重が三十枚揃にしたもので、いずれも上部を雲形で仕切り、絵詞を入れてある。曽我兄弟の生い立ちから、仇討までの物語のうち、これは巻三「九月名月にいでて一万箱王父の事なげく事」である。
- 具体物
- 中央で秋空を渡る五羽の雁(ガン)を指さし、兄の一万丸(十郎)が、弟の箱王丸(五郎)に「五ツ連たる雁(かりがね)の二ツハ父母あとの三ツハ兄弟の子・・・、われわれ兄弟三人ハ現世に母ハありながら父の在ぬ悲しさよ」と語りかけている。障子の陰からそっと様子をうかがう母は二人を連れて曽我祐信と再婚し、あと一人は出家する。曽我十郎、五郎の兄弟が父の敵工藤祐経を討つ決心を固める場面である。雁のかん高い鳴き声と懸樋の水音が聞こえて来る画面である。
- Comments
- 位置づけ
- 曽我兄弟は仇討もの代表として、江戸時代は大変人気があり、謡曲、浄瑠璃、歌舞伎、浮世絵などの題材となった。広重の作品であるが、やや乱作気味となった天保後期から弘化にかけてのものであり、人物の描写がいまひとつである。
- 讃・画中文字
- 河津が内室(つま)は兄弟の稚児を連れ 曽我太郎祐信に嫁せしが或年の仲 秋の頃 雲井を渡る鳫(かりがね)に一万丸は指(ゆびさ)してアレあれを見よ 五ツ連たる鳫の二ツハ父母あとの三ツハ兄弟の子なるべし われわれ兄弟三人(一人ハ初名隠祐丸のちに出家して久上の弾師云)ハ現世に母ハありながら父の在ぬ悲さよといふに 箱王不審たて祐信様ハ父ならずやときけバ一万かむりをふり 太郎さまこそ義理ある父上實の父は河津殿よといひつつ 父が無念の最期を思ひいだして 落涙すれバ箱王丸もあハれわやなりけん 幅なき袖を濡しつつ是より両人心を合せ敵んの思ひを決しぬ 略伝需に応じて柳下亭種員筆記
- 自由記入欄
- 史料分類
- 絵画