
子宝五節遊 七夕
寛政中期 (1789-1801)
- 資料名1
- 子宝五節遊 七夕
- 史料名1よみ
- こだからごせつあそび たなばた
- 史料名Roma1
- kodakaragosetsuasobitanabata
- 絵師・著者名
- 清長 (鳥居 清長)
- Creator
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 制作年和暦
- 寛政中期
- 制作年西暦
- 1789-1801
- 書誌解題
- 資料名1
- 子宝五節遊 七夕
- 資料名2
- 史料名1よみ
- こだからごせつあそび たなばた
- 史料名2よみ
- 史料名Roma1
- kodakaragosetsuasobitanabata
- 史料名Roma2
- Title
- Alternative title
- シリーズ名・代表明細
- 絵師・著者名
- 清長 (鳥居 清長)
- 絵師・著作者名よみ
- Creator
- 管理No.
- 00003045
- 管理No.枝番号
- 落款等備考
- 板元・製作者
- 彫摺師
- 制作年和暦
- 寛政中期
- 制作年西暦
- 1789-1801
- 制作年月
- 書誌解題
- 判型・形態
- 印章の有無
- 印章内容
- 複製フラグ
- 種別1
- 木版浮世絵
- 種別2
- 種別3
- 内容1
- 内容2
- 内容3
- テーマ
- 「子宝五節遊」とあり、五節供を楽しむ子どもたちの姿を描いてあるが、その成長を願う親たちの気持ちが込められている。五節の七夕は、織女【棚機女(たなばたつめ)】星が牽牛星に会う星祭りであり、裁縫や書道の上達を願って七夕を飾った。さらに七夕は盆行事の一環でもあり、祖霊を祭る前に身辺を清める禊(みそぎ)の行事でもあった。また、他の式日同様に、上司や師匠に感謝する日でもあった。清長はこの作品に、それら七夕の要素をたくみに織り込んで表現している。
- 具体物
- 後方では、花かんざしを差して着飾った振袖姿の娘が、団扇と折り手本を手に歩き、お供の家人が傘をさしかけ、右手には硯箱の上に手習双紙(練習帳)をかかえ、「清書そうし」を下げており、「寛政十三年 正月吉日」の文字が見える。これは、家人とともに手習い師匠に式日の挨拶に行って、正月以来の練習帳と清書を渡され、書道上達をほめてもらって帰る姿である。手前の二人は、手桶の水で、硯をごしごしと洗っている。日頃使っている文具などをきれいにするのも七夕の大事な行事であった。左は姉が幼児をおんぶしており、幼児は短冊をつるした笹を持っている。右上の娘も、手に持った折り手本をもとに、これから短冊に歌を書くのであろう。また、大量の手習いに励んだことと、上達ぶりを両親にほめてもらえるだろう。
- Comments
- 位置づけ
- 七夕と描写した浮世絵は数多くあるが、式日としての師匠への挨拶から、文具の清めまで、このように的確に七夕の意義を表現した作品はなく、大変貴重である。
- 讃・画中文字
- 自由記入欄
- 清長の「子宝五節遊」は「初春」も公文で所蔵。清書帳には「寛政十三年 正月」とあるが、この年の2月に享和になっている。七夕祭りの時点では、享和元年だが、制作されたのは寛政12年ないし13年。学習成果を練習帳と清書で両親にきちんと示すしくみは見習いたい。
- 史料分類
- 絵画