一勇斎 國芳(歌川 国芳)
子供遊五行 土(今戸やきの土)
天保 (1837-1844)
資料名1
子供遊五行 土(今戸やきの土)
史料名1よみ
こども あそび ごぎょう
史料名Roma1
kodomo asobi gogy□
絵師・著者名
一勇斎 國芳(歌川 国芳)
Creator
落款等備考
板元・製作者
制作年和暦
天保
制作年西暦
1837-1844
書誌解題
資料名1
子供遊五行 土(今戸やきの土)
資料名2
史料名1よみ
こども あそび ごぎょう
史料名2よみ
いまどやき の ど
史料名Roma1
kodomo asobi gogy□
史料名Roma2
imadoyaki no do
Title
Alternative title
シリーズ名・代表明細
絵師・著者名
一勇斎 國芳(歌川 国芳)
絵師・著作者名よみ
Creator
管理No.
00003052
管理No.枝番号
003
落款等備考
板元・製作者
彫摺師
制作年和暦
天保
制作年西暦
1837-1844
制作年月
書誌解題
判型・形態
印章の有無
印章内容
複製フラグ
種別1
木版浮世絵
種別2
種別3
内容1
内容2
内容3
テーマ
子供遊五行の五行とは、万物は木・火・土・金・水の五元素からなり循環するという中国古来の哲理である。この各元素にちなんで、子どもの遊びを配してある。五枚揃だが、木・火は欠けている。五行では、木から火、火から土、土から金、金から水、水から木が生じるとされ、五行説ともいう。
具体物
「水」は、水鉄砲を使っての水遊びである。桶に水を張り、向こう鉢巻きの左の子が水鉄砲で勢いよく水を噴き上げている。この水鉄砲は火消しに使う龍吐水の玩具で、四角い筒の途中に付けた吹き出し口から水が飛び出した。右のほおかぶりで素っ裸の子は、おもちゃの手桶で水を運んではつぎ足している。右後ろの子は、桶をかぶって水のかかるのを防いでいる。これら三人は、火事場で活躍する鳶人足の装束を少しずつ真似ている。鳶人足は、腹かけ・股引に半纏を羽織り、頭巾をかぶって火事場にむかった。左後ろの子は、火事場見物の町人同様に、水鉄砲遊びを見物している。絵師の国芳は、これら四人の子どもそれぞれに手拭いを使い分けさせ、右後ろの子は帯代わりに腰に巻いている。季節は夏である。
Comments
位置づけ
中国の五行の考えが、江戸の人々にも広く知られていたことがうかがえる。絵師が歌川国芳だけに、姉娘の髪形・髪飾りから着物の文様まで、当時のファッション情報をきちんと織り込んである。
讃・画中文字
自由記入欄
龍吐水は江戸中期にオランダから伝わったとされるが、玩具として広がったのは、江戸後期になってからである。題に「水てっぽう」とあり、天保期にすでに水鉄砲と呼ばれていたことが分かる。
史料分類
絵画