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三福神遊戯之図  サンフクジンユウギノズ

三福神遊戯之図  

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作者名 国貞 (香蝶楼 國貞/歌川 国貞/三代 歌川 豊国)
作者名ヨミ クニサダ (コウチョウロウ クニサダ/ウタガワ クニサダ/3ダイ ウタガワ トヨクニ)
代表明細・シリーズ名称 三福神遊戯之図
落款等備考 香蝶楼國貞画
制作者備考 森屋治兵衛(次兵衛)
印章等
印章注記
時代区分 天保~弘化頃
西暦 1830-1848
形態 大判3枚続
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 神仏画
内容2 縁起物 吉祥画
内容3 布袋 大黒 恵比寿 子ども(少年 少女) 美人 幸木 鯛 宝物 杖(深水) 打出の小槌 大黒猟 

追加情報

めでたい福徳の神として人気のあった七福神から三神を選んで、子どもたちと遊ばせている。七福神は宝船に乗った絵図が正月に福を呼ぶとして好まれたが、この三福神も正月の吉祥図として売り出されたと思われる。
中央前部に杖・探(たん)水(すい)を横たえ、白い布袋にもたれてほほ笑んでいるのは、子ども大好きの布袋様で、軍配団扇を持つ子がすがっている。袋から取り出しているのは縁起のよい宝物の、宝珠(ほうじゅ)・丁字(ちょうじ)・方(ほう)勝(しょう)などで、三人の子ども競って拾っている。右側の三人の姉妹も欲しそうで、幼子が手を伸している。左上部に座り、正月の幸(さいわい)木(ぎ)に二匹の大鯛をつるすのは恵比寿様で、中央から母がお盆をさしだしている。恵比寿様は豊漁や商売繁盛の神であり、側の籠にも鯛が見える。右上で米俵や袋に寄りかかっているのは大黒様で、大黒天ともいう。何でも打ち出すことができる打出の小槌をもっており、その上に白鼠が立っている。この鼠は大黒様のお使いで、住み着いた家は繁昌するとされ、大黒鼠とも呼ばれた。二人の子どもが、手拍子をとって楽しげに踊りながら歓迎している。
七福神で江戸時代から最も親しまれたのは、恵比寿・大黒であり、台所などに祀られた。この絵では、さらに子どもに親しまれた福々しい顔の布袋様を加え、遊戯図としてまとめてある。一家の繁昌と共に、子どもの幸福を願っためでたい吉祥画であり、これも江戸時代の子宝思想の反映であろう。(母のお盆上の品物はコピーでは不明)

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