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金魚 キンギョ

金魚 

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作者名 歌麿   (喜多川哥麿/喜多川 歌麿)
作者名ヨミ ウタマロ  (キタガワ ウタマロ)
代表明細・シリーズ名称 金魚
落款等備考 哥麿筆
制作者備考 近江屋権九郎
印章等
印章注記 版元
時代区分 享和頃
西暦 1801-1804
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画
内容2 美人画 母子絵(姉と妹) 季節(夏) 日常生活
内容3 姉 子ども(女子 少女) 金魚 うちわ

追加情報

江戸中期以後に金魚は大ブームとなり、この作品も家庭で金魚を楽しむ姉妹である。
しかし、浮世絵に描かれたのは、単に金魚を眺めるだけでなく、これをつかまえようと
する場面が多い。これもその1つである。金魚の本家である中国の版画でも同様で
中国では金魚は金余と同音で、これをつかむ姿は、富貴を手に入れる象徴となって
いた。本図にもその影響が考えられる。
みごとな水盤で泳ぐ金魚を少女が手づかみしようとしており、振袖姿の姉が団扇の
柄で頭をつついて、たしなめている。背後の衝立には、絣の織物がかかっている。
団扇には、赤い三枡文が描れているが、これは荒事を得意とする役者・市川団十郎
の定紋である。
歌麿が姉妹の日常生活を描いた秀作の一つである。また金魚をつかむ場面は
中国版画との関連から、その萬意を読みとることが必要である。
金魚
哥麿筆  (商標)近江屋
御ひさまと我ははなれる団扇哉
□□□□
(小泉吉永氏翻刻)

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