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往来子供尽オウライコドモツクシ

往来子供尽

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作者名 芳藤   (歌川 よし藤/歌川 芳藤)
作者名ヨミ ヨシフジ   (ウタガワ ヨシフジ)
代表明細・シリーズ名称 往来子供尽
落款等備考 よし藤画
制作者備考
印章等 年月改 版元
印章注記
時代区分 明治3年6月
西暦 1872
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 おもちゃ絵 子ども絵 風俗画
内容2 物づくし絵 遊戯
内容3 文明開化 のぞきからくり 乗物(馬車 人力車) おでん屋台 風車行商人 触れ太鼓 飴売りの大道芸人

追加情報

明治になって間もない頃、東京の路上で見られる子ども風俗をおもちゃ絵にしてある。江戸時代からの屋台や行商人に、新しく登場した馬車や人力車がまじっている。
上段右より、大かかりな「のぞきからくり」。口上に「ところは本郷二丁目、八百屋のむすめ…」とあり、八百屋お七の物語を二人かかりでやっている。左は天秤棒で振り分け荷として売り歩く「おでん屋」。次の段は、西洋式の二頭馬車で、駅者も洋服姿だ。乗客は「はやくいきますねへ」とか、「すこしもいたぶれませんねへ」といい、子守娘が「あれはば車とゆうものさ」と説明している。上から三段目は、人力ぐるま、押し車、それに風車の行商人。下段は相撲の触れ太鼓と追いかける小僧、そして飴売りの大道芸人である。芸人の三味線、太鼓にあわせて、台上のからくり人形が鉦をたたき、子どもを集めて飴を売る。
明治初年の東京の路上風俗、子ども風俗がうかがえる。
鉄道や洋風建築、洋服人物など文明開化の様相を描いた錦絵を「開化絵」と呼ぶ。これは、新風俗は馬車、人力車くらいで、開化絵と呼ぶほどのものでない。
人物は、本来、大人が登場すべき場面も子ども姿に置きかえてある。

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