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唐子遊び〈雪遊び〉
カラコ アソビ〈ユキアソビ〉
作者名
清長 (鳥居 清長)
作者名ヨミ
キヨナガ (トリイ キヨナガ)
代表明細・シリーズ名称
唐子遊び
落款等備考
清長画
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分
安永9年頃
西暦
1780
形態
中判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵
内容2
遊戯画 唐子絵
内容3
唐子 雪遊び 雪転がし 雪像作り(鶏)
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
中国風の髪形・衣装の子ども、ないしは中国の子どもを江戸時代に唐子と呼び、その遊び戯れる様子を描いた図を「唐子遊び」といった。中国では宋・元の時代から子どもの遊ぶ姿を描いた嬰戯図があり、狩野派がこれを取り入れ、さらに浮世絵にも取り入れられた。中国で嬰戯図が好まれたのは、元気な男子が多いのは、一家繁栄の元という考えがあったからである。本図は、唐子による冬の<雪遊び>である。
六人の唐子が、元気に雪遊びをしている。手前の三人は雪転がしをしており、大きな雪玉に二人が木の棒の梃子を使い、一人が縄を巻き付けて引っ張っている。後方では、雪像の鶏を持ってかける子を、二人が追いかけている。全員ズボンに上着の中国服で、中国靴をはいており、中国風の帽子をかぶった子もいる。背後には葉を落とした柳と、小川が見えている。
絵師の鳥居清長は八頭身美人で知られるが、初期(安永から天明頃)には、多くの唐子絵を手がけている。本図は、清長による初期唐子絵の代表的な作例である。公文では、清長の寛政前期の唐子絵「幼童云此奴和日本」も所蔵している。
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