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諸芸稽古図会  ショゲイケイコズエ

諸芸稽古図会  

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作者名 広重   (歌川 廣重/歌川 広重)
作者名ヨミ ヒロシゲ  (ウタガワ ヒロシゲ)
代表明細・シリーズ名称 諸芸稽古図会
落款等備考 廣重画
制作者備考
印章等 版元
印章注記
時代区分 天保後期頃
西暦 1839-1844
形態 大判 四丁掛
種別1 木版浮世絵 
種別2 錦絵
種別3
内容1 戯画 風俗画 子ども絵
内容2 稽古絵
内容3 鉄砲 生け花 拳 浄瑠璃

追加情報

江戸後期の子どもたちが取り組んだお稽古事16種を、4枚の大判を使い楽しい戯画風にまとめてある。江戸後期になると、武士でも町人でも、子どもたちはさまざまな学芸・武術・遊芸に取り組むようになっていた。武士の次三男は、学芸・武術に励んで婿養子のよい口をねらった。女子は音曲・舞踊などの遊芸に家事を身に付けて、良縁を求めた。(以上4点共通)
ここには、鉄砲・生け花・拳・浄瑠璃(じょうるり)の稽古風景が描かれている。
<鉄砲>先頭の少年は、両足を踏ん張って火縄銃をかまえている。背後には、次の少年たちが座して銃を立てて持ち、後方には銃が立てかけてある。左手前にある柄を付けた四角の紙は的であり、中央の黒丸をねらって撃つ。<生け花>江戸中期には様々な流派が生まれ、男子の嗜みであった。左の子は粗相をして花瓶を倒し、水がこぼれている。<拳>これは本拳で、出した手の指の形で示す数が決っており、出すと同時に相手と自分の合計数を言い当てて勝負を競った。盤上の碁石で勝ち負けを計算している。<浄瑠璃>三味線の伴奏で物語を語る芸能で、手前の娘は三味線の手ほどきを受け、奧の娘は語りの口調を教わっている。左の棚には、三味線が見える。
江戸後期のけいこ事の隆盛ぶりがよくうかがえる。特に、鉄砲は幕末にかけて盛んになり、西洋砲術も導入されたが、上位の武士には伝統的武術にこだわって、避ける者もいた。この絵の銃は、まだ火縄銃だ。
てっぽう・いけ花・けん・浄るり

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