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しん板けいこ所 シンパン ケイコソロイ

しん板けいこ所 

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作者名 二代 国政 (二代 歌川 国政/二代 歌川 国貞)
作者名ヨミ 2ダイ クニマサ (2ダイ ウタガワ クニマサ/2ダイ ウタガワ クニサダ)
代表明細・シリーズ名称 しん板けいこ揃
落款等備考 國まさ画
制作者備考 具足屋
印章等
印章注記
時代区分 明治4年
西暦 1871
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 おもちゃ絵
内容2 稽古絵
内容3 稽古所 芸事 音曲稽古 浄瑠璃 さらい 岡持

追加情報

音曲稽古の様子を描いた明治四年のおもちゃ絵である。浄瑠璃の稽古所(師匠の家)を訪ね、稽古を付けてもらい、めでたく免状をいただき、晴れの発表会までを描いてあるようだ。
下段は、師匠の家の玄関先である。左の父に連れられて二人の娘が訪れている。門には、三つ手杵(てぎね)の提灯が下がり、枡屋何某と師匠味線に合わせての語りで一人ずつ順番に指導を受ける。三段目、右は免状を貰ったのか式日なのか、師匠夫妻にお礼を述べており、そばには祝儀袋(しゅうぎぶくろ)がある。左はお祝いのご馳走(ちそう)で、尾頭付きの鯛も出ている。上段は、緋毛氈(ひもうせん:フェルト)を敷いた演台で、師匠の三味線に合わせて、三人が浄瑠璃を語っており、「さらい」の場面だ。
明治初年になって浄瑠璃など音曲稽古が盛んであったこと、およびその稽古ぶりが分かる。おもちゃ画として売り出されたことは、子どもたちに人気のあった証拠でもある。
上部欄外中央の改印から、明治四年の刊行である。
 題の「志ん板」の志は変体仮名であり、「し」でよい。

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