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女粧三十六貴賎 東京 長谷川町清元師匠
ジョソウサンジュウロクキセン トウキョウ ハセガワチョウキヨモトシショウ
作者名
二代 国貞 (二代 歌川 国貞)
作者名ヨミ
2ダイ クニサダ (2ダイ ウタガワ クニサダ)
代表明細・シリーズ名称
女粧三十六貴賎
落款等備考
應好 國貞筆
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分
明治初年
西暦
1868
形態
大判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画 子ども絵 風俗画
内容2
美人画 稽古
内容3
清元 三味線
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
女粧三十六貴賤とあり、貴賤さまざまな女性の風俗・仕事を扱ったシリーズと思われるが、この作品以外は未見である。これは「清元師匠」とあり、江戸浄瑠璃の流派の一つである清元節の師匠による、少女の稽古場面だ。
美しい女師匠が、三味線を弾きながら見台(けんだい)を挟んで座った少女に語りの指導をしている。見台にはお手本が広げられている。手前の娘は、稽古に備えて袋からお手本を取り出した所だ。そばには、役者絵の団扇(うちわ)がある。後方に立つ娘は、稽古を終えて袋と団扇を持って帰ろうとするところだ。師匠の後には、衝立があり、壁には二本の三味線がかけてある。右後方の奥座敷には床の間があり、掛け軸の前には鏡餅(かがみもち)が供えられ、二本の掛け軸が立てかけてある。
清元節は江戸歌舞伎の舞踊劇の音楽として盛んになったが、明治になっても愛好されたことがうかがえる。絵師の国貞二代が国貞を名乗ったのは嘉永5年頃から明治3年頃までであり、明治初年の作と分かる。
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